Bluemo's Brain

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SGG年末LT会2022スライド

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    • タイトル案

      • なめらかな時間と空間の共有
      • 主観的現実がゆるやかにつながるMixed Reality
    • _

      • 自己紹介

        • Bluemoと言います
          • @blu3mo というIDで色々やってます
        • ニューヨークで生き延びてます
        • Scrapbox世界の霧が好きです
          • といいつつ、最近はObsidianに浮気してます
        • CSの中でも、虚業に見られがちな分野に興味があります
          • 危ういところはあるなと思いつつ、人文系の知見を工学と組み合わせて面白い事が出来るんじゃないかな〜と思ってます
      • なんの話をするか

        • まず、最近作りたい物(音声による非ターン制コミュニケーション原案)について話す
        • その上で、より普遍的な「コンピューターが現実を生成する世界がこうなったら良いよね」という提案
          • 半分SFみたいな話だけど、まあへ〜と聞いてもらえれば
        • スライドを作る時間はなかったので箇条書きメモで許してください
        • 面白い内容になっていれば文章化したいので感想を聞きたいです
          • おもろいと思ったところ、何いってるのか分からんと言っていたところ、etc
      • Step 1. VRシステムはすごくなる

        • VRシステムを表す図として、こんな物がある
        • これの全部が発達する
          • シミュレーションシステム
            • 大規模モデルによって、複雑な現実の情報を生成出来るようになっていく
              • 言語(ChatGPT)、画像(StableDiffusion)など見れば、まあ明らか
            • 「本物の情報」と「生成された情報」の区別が難しくなっていく
          • 入力システム・出力システム
            • 人間の認識とコンピューターの"現実"のインターフェースが発達していく
            • VR HMD, イヤホン, 味覚ディスプレイなど、知覚に情報を与えるデバイスは進化している
        • これらは最近の「メタバースすごいよね」「AIすごいよね」みたいなバズワードになっている話で、ある程度自明な前提
      • Step 2. その結果、“現実"が主観的になる

        • 従来は"本物"の現実と、“虚構"の多様な現実を区別していた
        • Step 1.の結果、”本物"と"虚構"の体験の区別は難しくなり、二つの現実が並列に扱われるようになる。
          • 両者は両方Virtually / 効果としては現実 (= Virtual Reality)
        • その上で、“現実"は主観的なものになる(現象学的還元
          • 現象学的には元から主観的ではあるが、間主観性(複数の人間が同じ現実の認識を共有する状態)が成り立ちづらくなる
        • Screenshot 2022-12-28 at 7.52.08 PM.png
      • Step 3. その世界観での人同士の関わり方 / 現実の共有のあり方

        • 人同士の関係として「完全に現実を共有」or「全く現実を共有しない」の二つしか選べない世界はびみょい
          • いわゆる「ディストピア」的であると言える
          • 選択肢が多い方が良い
        • これはA or Bの二項対立ではなく、その間のSpectrumがありえると言いたい(連続的)
          • いわゆる「Mixed Reality」を一般化したような概念
            • Pasted image 20221228110950.png
            • これは、「本物の現実」と「虚構の現実」の二元論を前提としたSpectrum
            • 相対的な現実観を前提とすると、それぞれの人の主観的現実の間でこのSpectrumを考えられる
              • 現実をどの程度他人と共有するかが、ゆるやかな世界
        • どのように二つの間のゆるやかな繋がりを実現する?
          • 空間と時間において、現実の共有の仕方を考えられる
          • ゆるやかな空間の共有
            • ここはまあ色々な例を挙げられそう
            • 例えば、二人で一枚のピザをシェアしているけど、Aさんにはトマトピザ、Bさんにはシーフードピザに見えている、みたいな
            • 例えば、二人で一緒に遊びにいくが、Aさんは美術館にいると思っていて、Bさんは原宿にいると思っている
          • ゆるやかな時間の共有 ⭐️
            • ここがメインで話したいところ
            • ここで、主観的現実の集まりを、大規模分散システムとして捉えられる
              • 完全に主観的現実同士が独立した状態だと、時間を共有していない
                • Aさんの時間とBさんの時間は全く関係ない
              • そこからAさんとBさんが関わる時、何かしらの間主観的な時間軸を想定する
                • ここで、完全な同期だけでなく、ゆるやかな時間の共有を考えたい
                • 同じ時間軸上だけど別のタイミングで、とか
                  • ニコニコ動画みたいなイメージ
                • これを実現するために、差分の集合として現実を表現したい
                  • CRDTみたいなデータ型で「現実」を全て表現したい
                  • これができれば、共通の時間軸を設定することで、二人の主観的現実をマージできる
                    • 雑に表現するなら、「現実がgitっぽくなった世界」
              • 主観的な時間感覚を騙す仕組みは色々あるので、それを使えば様々なゆるい時間の共有を考えられる
            • 具体的なシチュエーション
    • 最後に

      • これの具体的な実装方法、多分ここの人たちで議論したら面白そう
        • 話したい
      • おもろいところ/おもろくないところを知りたい
        • 感想欲しい
        • おもろい所を文章化したい
    • メモ