集合と写像
from 東大1S1数理科学基礎:線形代数
集合と写像
- 集合
- 集合の要素は大学では[[元]]と呼ぶ
- 集合は重複あっても順番違っても同一
- ${1, 2}={1, 2, 1}={2, 1}$
- この点配列とは違うな
- ${x\in X|P(x)}$と書く時、Pの条件を満たす全ての要素からなる集合
- .filter()みたいなもん
- この解釈は新鮮
- たしかに${x\in X|P(x)}\subseteq X$だからfilterととらえることもできるのか
- ${x|x\in X \land P(x)}$ではなく${x\in X|P(x)}$と書くところにfilter味を感じた
- 全体集合を定めた上でその中を走査する感じ
- xの型が定まってないとP(x)の評価もできないからこう書くという事かな
- 静的型付けプログラム〜〜
- 主な理由はラッセルのパラドックスを避けるためです
- このためZFC公理系だと${x\in X|P(x)}$か${x|\exists y\in Y;Q(x,y)}$しか許されないようになっている
- (ここで$Q(x,y)$は$\forall y\in Y\exists!x;Q(x,y)$を満たす任意の論理式)
- なるほど!、繋がった
- あ、表記は${x|x\in X \land P(x)}$でも大丈夫です
- ただ文字数が増えるからあまり使わないかな
- この表記の場合、P(x)を確認すべきxの値の集合が明示されていないのは問題にならないのか気になる
- ZFC公理系の論理式をpassするので特に問題ないです
- リスト内包表記か
- $A \setminus B$は、A and not Bの範囲を表す記号
- 新しい記号だ
- \setminusという専用の記号があったりします(書き換えました)
- 感謝
(TeX何もわからない)
- 数学記号で調べると、wikipediaに載っていたりします
- 結構便利
- たとえば「0以外の実数」を$\R\setminus{0}$で表せる
- $ℝ$は実数全体の集合
- この集合を(変数の数の方向で)一般化した、$ℝ^n$ってのがある
- $ℝ^1$は、数直線の点全体の集合
- $ℝ^2$は、平面の点全体の集合
- 具体例は$(1,2)$とか$(-π, e)$とか
- という流れ
- ちゃんと定義するなら、
- $ℝ^3 := {(x,y,z)|x,y,z\inℝ}$という感じ
- 少し問いを加えると、$(x,y,z)$の$()$はどう定義する?という話もある
- 直積集合の定義にはもちろん、写像と数列とベクトルの話にも関わってくる
- 時間のあるときに調べてみるとよいです
- 一般論として$ℝ^n$を考えつつ、分からなくなったら$ℝ^1$とか$ℝ^2$で図形的イメージを持って考えようと
- なるほど〜
- こういうtips、良い先生みがある
- 文字定数の具体化は非常に大事な考え方であり検算方法
-
/takker/文字定数の具体化
- 直積集合
- 集合に掛け算を定義
- $X\times Y:={(x,y)|x\in X \land y\in Y}$
- 掛け算といっても、値をくっつけるだけ
- $ℝ^n$で累乗記号を使うのは多分ここで積の記号を扱っているからかな
- そゆこと
- $A\times ∅=∅$なのは非自明だな
- $A\times ∅:={(x,y)|x\in A \land y\in ∅}$の場合、
- $y\in \empty$が常にfalseだから、$x\in A \land y\in \empty$が常にfalseで、要素は何もない
- あ〜でも確かに掛け算みがある、これを[[積]]として定義する気持ちがわかる
- というか抽象化した掛け算の定義があるのかな、何か x 0/∅/etc = 0/∅/etc とか
- ちなみに空集合は$\varnothing$です
- cf.
/takker/空集合
from 東大1S1数理科学基礎:微分積分