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米国大

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    • (海外大を米国大に置き換えたので、辻褄合わないリンク元もあるかも)2022/3/4

    【蹴られる東大④】ハーバードで2年間 気付いた「自分、東大、ハーバードの強み」 | 東大新聞オンライン

     あと、「何で18歳の時に気付けなかったんだろう」と思いたくなるような当たり前の話ですが、ハーバード大学に行けば自動的に、4年後の卒業までに素晴らしい人材になれるというわけではありません。よく「米国の大学は入るより出る方が難しい」と言われますが、ハーバードの学生は入学段階でかなり厳しく選抜されているので、入学できた学生は大体みんな卒業できます。だからこの4年間で何を学んでどうなりたいか「自分ごと」としてしっかり考え続けないと、大学のリソースを十分に使えないまま気付いたら4年間が過ぎて卒業してしまいかねない。この怖さは日頃からありましたね。まあ当たり前のことなんですが、米国に行けば全てが解決するなどということはありません。

    https://atelier-basi.themedia.jp/posts/18251267

    • 米国学部受験は、自分以外の人間から高く評価されることを目標とします。名前も顔も基準も見えない外部からの評価を最大化するために、自分というアプリケーションを最適化するプロセスです。特権化したモデル群にアクセスできれば残るは限りなく運のみです。学力や才能に必ずしも比例しない点が米国学部受験の強みと言えるでしょう。このサバイバルゲームに成功すると、その後のあらゆる場面で「他者からの評価関数を最大化するように自分の人生を設計しよう」という延長された思考回路に陥るようになります。無意識に他者が求める人物像を脱構築し始めるのです。しかし、より最適化された人々の存在を無視することは出来ず、「特別」だった自己を規定する根拠の幅が徐々に狭くなっていきます。自己同一性に揺らぎが出ると、不必要な承認や露出をして新たなシニフィアンを得ます。この社会的帰属に必然性を探すジレンマの中で、本質的に他者の時間を生きてしまうのです。

    • ニッチを終わらせあまねく広がろうと動き始めた米国学部留学は受験というイベントによって、手段と目的、現象と本質が、極度にごっちゃになっている気がします。立場や主義を移動しながら観想し、少しずつでも人間種内の利他性を保証することが、創造的破壊による絶滅の時代から、他種への利他性を持つための行動変容の一歩となると信じたいです。

      • スキルや大学等はあくまでも自分が面白いと思うことをやるための手段、と捉えたい