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現代社会でに参加する 東電のテーマをやるから、こういう調査をする 以下本文 私たちのチームは、が設定したテーマ「毎日の生活が楽しくなる、を使ったイノベーティブなを普及させよ」を選択した。 このテーマでは、提案するサービスで「インフラ」をどのように活用するかによって、サービスの方向性が大きく変わると考えられる。また、東京電力もキャリア甲子園のインタビューにて、東電が保有するインフラは見方を変えると全く違う活用方法があるかもしれないと述べている。 よって、このテーマにおいてインフラをどのように活用するかは重要であると言える。 しかし、「インフラ」という広い意味を持つものをどのように活用できるのか私たちのチームは分からなかった。インフラを活用しているサービスの過去の事例を調査することで、企画するサービスで「どのようにインフラを活用すれば良いのか」が見えてくるだろうと考えた。 本調査では、その中でも東京電力等が提供しているエネルギーインフラに注目する。東電も、インフラの中でも「」を中心としたエネルギーには大きな可能性がある[[1]]と述べている。 本報告書では、第一にインフラを活用している様々なサービス・の事例を、「」「」「」それぞれに関係するものを提示・要約し、その後それらのについての考察を述べる。 2.1. エネルギー消費インフラを活用するサービス 1) 東京電力 おうちモニタリングプラン 東京電力は、「スマホで、電気・の使用状況、の稼働状況を確認できるサービス」を提供している。(図1) 分電盤にセンサーを設置し、家にある各家電の電気を機器分離で推定する。住宅事業者にも、家電ごとの電力使用量データー等のライフログデーターを提供している。 図1: サービス概念図 2) くらし見守りサービス ガスの見守り 東京は、ガスに通信装置を設置することで外出先でもスマホでガスの使用を確認・操作できるサービスを提供している。ガスが長時間連続使用された際には、消し忘れていないか監視センターが電話で確認する。 また、離れて暮らす家族(等)の確認のために、前日24時間にその家族の家で一度もガスが使われなかった場合に、メールで通知するサービスもある。 3) 考察 この二つのは、どちらも「でーを確認」できることが中心のとなっている。メーターに機器を設置してデーターを得ることができるのは、インフラ企業の強みであると言える。 また、インフラの使用状況から離れた場所にいる人の生活状況や安否を確認するというアイデアは、興味深いの活用方法である。高齢者等のデジタル機器のが遅い層にもアクセスできるというのはを活用することの強みであると言える。 2-2. [エネルギー]]を活用する 1) 関西電力 ビジネスアイデアコンテスト Dentune!! は、2016年にを活用する方法を求めたを開催している。関西電力は、約270本保有する電柱を再定義しユニークなアイデアを繋げることで、新たなサービスが生まれる可能性があるだろうと述べている。予選通過したアイデアのいくつかを抜粋する。 「電柱に「ひさし」「レンタル傘」「椅子」といったアナログ機能を付加し憩いの場を提供するサービス。」 「電柱の位置情報を活用したのサービスで、自転車は電柱に吊るすことで、どこでも借りてどこでも返せる。」 「電柱の位置情報を活用した、タクシー配車サービス。スマホに不慣れな高齢者をターゲットにし、専用パスで配車する。」 「電柱にのモニタリング装置(サーモセンサーや赤外線カメラ機能等)を設置し、農作物等被害を防止するサービス。」 また、Dentune!!で生まれたアイデアの一つの「電柱吊宅配ロッカーサービス」を、関西電力は2018年に試行し事業化を目指している。 2) 既存の天然ガス供給インフラを活用した水素輸送システム 近年、水素は新しいエネルギー源として注目されている。しかし、新しい技術が社会に浸透して行くには輸送方法の検討が不可欠である。欧米では、すでに存在する天然ガスの輸送パイプラインに水素を混入させて輸送する手法が検討されている。 都市部以外のLPガスが使用されている地域ではこの手法は使用できないため、オンサイトの水素製造も検討されている。また、「型」の理念に本来のパイプラインは反しているため、ゆくゆくは全ての地域でオンサイト製造をすることが望ましい。 3) 考察 供給システムを活用するにあたり、インフラが「広範囲に存在する」ことが強みとなると考えられる。水素輸送システムが代表的な例である。また、電柱の場合は位置情報がそれぞれと紐づいていることも強みである。 また、2-1の考察と同様に、スマホに不慣れな高齢者にサービスを提供できることは強みであると言える。 2-3. エネルギー獲得インフラを活用するサービス 1) 小浜温泉所 小浜は、今まで利用されていなかった高温の温泉水の熱をバイナリー発電に使用している。1日に約120世帯分の消費電力を発電することができる。バイナリー発電という新たな発電手法を活用し、新たな価値を温泉が生み出している。 この発電手法を活用することによって、今まで起きていた地熱発電事業者と温泉事業者の対立も解消された。 2) H&M されるを発電所の燃料に H&Mは、カビが生えている等の理由からに使用できない廃棄洋服を、所のとして提供している。スウェーデンの街Vasterasは、H&Mの服以外にも燃料として使用できるを活用し、リサイクル燃料だけを使用することを目指している、 3)...