Kinetoとは (axokxi 3/7)
kinetoは、
- 「生徒同士の豊かなコミュニケーション」✖︎「生徒それぞれのペースに合わせた学び」
- の拡充を通して、授業体験を向上させることができる授業プラットフォームです。
# 背景
従来の授業形態には大きく分けてリアルタイム授業とオンデマンド授業の2種類がありますが、それぞれに利点と欠点があります。 リアルタイム授業とオンデマンド授業
環境 「生徒同士の豊かなコミュニケーション」 「生徒それぞれのペースに合った学び」 リアルタイム授業 対面/zoom ◯ (生徒同士の会話・質問) × (全員が同じペースで進む) オンデマンド授業 YouTube / 映像授業 × (「授業を一緒に受ける」感覚がない) ◯ (一時停止や見返しが可能) しかし、どちらの形態をとっても、「生徒同士の豊かなコミュニケーション」と「生徒それぞれのペースに合った学び」を両立させることは難しくなっていました。
そこでkinetoがめざしたのは、リアルタイム授業とオンライン授業の両方の利点のみを組み合わせることによって、より豊かで新しい授業体験をつくることです。 kineto授業
環境 「生徒同士の豊かなコミュニケーション」 「生徒それぞれのペースに合った学び」 kineto授業 オンライン/対面 ◯ ◯ kinetoはこれを、リアルタイム/オンデマンド授業を大きく区分する要素であった「時間」に着目することで実現しています。
# Kineto の主な使い方
先生はkinetoに動画をアップロード/kineto上で録画することによって、授業を配信することができます。
生徒は授業を受けながら、Kinetoのボード上でお互いに考えや感情を共有することができます。
- ふせん・手書きペン・投票機能など、さまざまなインタラクションの場が設けられており、生徒はkineto上でクラスメイトとコミュニケーションを取ることができます。
生徒は授業を受けながら、自由に一時停止や早送り、巻き戻しなどの時間の操作を行うことができます。
- わからないところは止めたり、既に知っているところは早送りするなど、自分のペースに合わせた学びが可能です。
# Kinetoで実現できる
# 「生徒がそれぞれのペースで学べる授業」⏯
- それぞれの生徒が、自分にとって最適なペースで学ぶことができる授業が実現できます。
- 理解に合わせて再生を一時停止・早送り・巻き戻し
- 質問に対してじっくり考えたい際に、一時停止して自分の考えをまとめる
- ノートをゆっくり取るためにスロー再生する
- 画面に疲れて少し休みたいので、一時停止して休憩する
- 時間がないので、早送りする
- すでに知っている内容なので、次の単元の授業を先取りで学ぶ
# なぜKinetoなら両立できるのか 🎉
- Kinetoは、「時間」という要素に着目することで、この課題を乗り越え「生徒間の豊かなコミュニケーション」と「生徒がそれぞれのペースで学べる授業」の両立を実現しています。
ここから下は眠くなったのでまだ校正してない
ポイント1: 時間を共有している感覚
- Kinetoを用いた授業体験では、実際には同じタイミングに同じ体験をしていないクラスメイトとも「時間を共有している感覚」をつくることができます。
- これよって、生徒がライブ感・緊張感を持って授業に参加できます。
- 付箋や手書きでコメントする際に、結果だけではなく入力過程も一文字ずつ共有されます。
- それによってコメントしている他人の存在を強く感じられるため、「時間を共有している感覚」を持つ事が出来ます。
- Kinetoを用いた授業体験では、実際には同じタイミングに同じ体験をしていないクラスメイトとも「時間を共有している感覚」をつくることができます。
[** ポイント2: 文脈の同期したコミュニケーション
- Kinetoでは、生徒は時間軸上の「その時」に他の人がどう考えたか・感じたかを知れます。
- そのため、他人と同じタイミングで授業を受けているかのような感覚を得られます。
- また、コミュニケーション時のネタバレを避けることができます。
- 従来のオンデマンド授業では、コミュニケーションのために別チャネルを用意する必要がありました。
- 例: 議論用の共同編集ノート
- しかし、そのような場では各生徒の進度が異なるため、すでに問題の答えを知っている生徒からネタバレを受ける可能性があります。
- ただ情報を得るだけでは無く、授業体験を通じて学びを得るような授業ではネタバレは禁物です。
- Kinetoであれば、教師がデザインする「学びのプロセス」を追体験する事ができます。
- 従来のオンデマンド授業では、コミュニケーションのために別チャネルを用意する必要がありました。
- Kinetoでは、生徒は時間軸上の「その時」に他の人がどう考えたか・感じたかを知れます。
ポイント3: 弾性同期
- Kinetoは、各生徒がバラバラのタイミングを視聴している場合でも双方向対話を実現できます
- そのために、弾性同期という独自の仕組みを用いています。
- 弾性同期とは
非同期的に視聴しているユーザー同士を、再生速度の自動変化によって同期させるシステム
- 生徒間の再生位置のずれを、再生速度の微調整によって無くしていきます。
- 各生徒の再生速度が0.9~1.2倍速の範囲で自動的に調整され、生徒間のずれが吸収されていきます。
- 弾性同期によって、オンデマンド授業の自由な再生位置の操作と、リアルタイム授業の他人との同期を両立します。
- Kinetoは、各生徒がバラバラのタイミングを視聴している場合でも双方向対話を実現できます
# 使用シチュエーション
対面授業で、各生徒が自分のiPad/MacからKinetoにアクセス
- イヤホンをつけて、各生徒が自由なペースで授業に参加
- 他人と一緒に授業を受けているような授業体験が生まれる
- 弾性同期的に他の人と繋がり、双方向にコミュニケーション
オンライン授業で、決められた時間に各生徒がKinetoを開く
- 各自の家で、自由なペースで授業に参加
- 他人と一緒に授業を受けているような授業体験が生まれる
- 弾性同期的に他の人と繋がり、双方向にコミュニケーション
- 教師に質問が合った場合、Zoom/チャットなどを使用して会話
オンライン授業で、好きなタイミングで各生徒がKinetoを開く
- 他人と一緒に授業を受けているような授業体験が生まれる
- 弾性同期的な繋がりは運が良くないと生まれない
使ってみたい、どうすれば良い?
- 教師の方はこちら 👉「導入のしかた」
- 生徒の方はこちら 👉「生徒用アプリのインストール方法」
教師が授業中に拾えるコメントは、時間軸上で先頭にいる人のものだけ?
- ライブ配信モードで使用する場合は、そうなってしまいます。
- 大きなデメリットだとは思っていますが、これは割り切っています。
- 事前に映像を録画するモードで使用する場合も、(当然ですが)生徒の発言で授業の展開を変える事はできません。
- ただこの場合は授業中に教師の手が空いているので、出たコメントをKineto上もしくは別チャネル(Slackなど)で拾うことはできます。
- Kineto上の生徒のコメントを効率よく拾えるような機能が実装予定です。
- ライブ配信モードで使用する場合は、そうなってしまいます。