絶対的な道徳/規範/倫理は存在しない
from 哲学には諦めがある 絶対的な道徳/規範/倫理は存在しない 馬路ゼミで書いた話
規範的議論に使える普遍的な評価軸なんて存在しないことに気づいた。(今までは、人類が倫理学を突き詰めた結果何かしらの普遍的な評価軸は見つけていて、その上に「良いXXとは」等の規範的議論を積み上げているのだと思っていた。)
- 多少頑張ると共通の規範となる倫理(功利主義など)が見出せるから、そのノリでもっと突き詰めれば絶対的評価軸があると錯覚していた
- 馬路ゼミ論考1Sセメはこの「絶対的評価軸」を元に「しっかりした」倫理的評価を行いたいと思っていたけど、それが不可能なことに気づいて絶望した
- これがニヒリズムってやつか
- そうなると、規範倫理学って何をやる..?
- 絶対的に「Xである」みたいな事は言えないから、何かしらの仮定を置いて「XならばYである」という事を言い続ける事しかできなくて、ただそれにも意義はあるのだろうなという気持ち
- 哲学には諦めがあるのと同じ話
道徳的実在論の話っぽい