Bluemo's Brain

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未踏10/2報告原稿

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    • よろしくお願いします

    • プロジェクトの概要についてまず説明します

    • 一言でまあ響きの良い言葉をいうと、時間を超えて繋がれる授業、みたいな表現になります

    背景として、同期的授業と非同期的授業のトレードオフがあります

    • 同期的授業

      • 対面授業やZoomなど
      • メリットには、教師や他の生徒とのインタラクションが可能であるというメリットがありますが、
      • ここにあるようなデメリットもあります。
    • それに対して、非同期型授業のメリットは、

      • 授業の進みを各個人がコントロールできるという点にあります。
      • ただ、同期的授業ではできた、こういったコミュニケーションなどが出来なくなります
    • こういったトレードオフが存在しています

    • 同期的授業で発生する二つの対話として、

      • 教師生徒間
      • 生徒生徒間
    • がありますが、この二つの同期性を見直してより学習に繋がる環境を作るというのを目指しています。

    教師 ⇄ 生徒

    • これは単純な話
    • Youtube Liveなどを見ている時のように再生停止10秒戻しなどの操作が行われます
    • そうすると、先ほどの非同期的授業のメリットである、授業の進みのコントロールが出来る様になる
      • 授業を教師から情報を受け取る作業と単純に解釈すると、受け取る速度と理解する速度を一致させることができます

    生徒 ⇄ 生徒

    • 先程のように教師生徒間を非同期的にすると生徒間の同期も取れなくなります。

    • 生徒間の対話もできないと、ただのYoutube講義動画を見るのと同じになってしまう

    • 生徒間のコミュニケーションがある点に、同期的授業である価値がある

      • 生徒間の対話は擬似同期的に行われます
        • 時間軸上で先を行く生徒のメッセージを、後の生徒が見るということになります
        • 同じ授業映像を追体験しているので、擬似同期的であると言える
      • 例えばこの図で言うと、ここだとBのメッセージがAとCに、AはCに繋がる
    • 使用環境として、授業自体は同時に試聴するのを想定しているので、タイミングを合わせれば同期的に対話することも可能である、ということで同期と疑似同期を行き来するような形になります

    • そして、対話の媒体としては映像への書き込みが用いられます。これは、従来のノートを取るという作業のままに対話ができるようにするためです

      • イメージとしてはこのような形になります
    • なので、まとめると教師生徒間は一部非同期的、生徒生徒間は擬似同期的に対話をおこなう環境を作りたいと思っています。

    • 進捗報告

      • 月の前半にはテスト
      • 後半には情報科学の達人
      • なので先月と比べてあまり進捗は出せませんでした。
    • ユーザテスト

      • 映像をRMTPで配信して、HLSで受け取って書き込んだ内容を生徒間で共有、という基本的な部分はできている
      • 参加ユーザーも、最初は学校の同級生等でいいかということで集めた
      • ただ、Apple Developper Licenceを親のApple IDで取っている都合で、ベータ版の配布がすこし大変で、この部分でてこづっています
      • あと、課題?相談?として、
        • ユーザテストで使う映像をどうするか
        • とりあえず学校の先生の過去の非同期的な映像授業の素材を使わせて頂く許可をもらった
        • ただ、そんなに量もないので
          • 権利的に問題のない授業のソースがないか知りたい
          • ペンで書き込むというのがいわゆる「改変」にあたっちゃうかもというのがめんどくさいポイント
          • そもそもクローズドなベータテストなら問題ないというかギリセーフだったりするかもという風にも思っているのですが、この点についてご意見を頂きたいです
    • バックエンド

      • 経験が少ないので、学んで試行錯誤しながらという形になってしまっていますが取り組んでいます
      • FirebaseのRealtime DatabaseとGCEのインスタンスを一緒に使う形で今のところ進めています
        • 何をするかというと、生徒間のずれ等をみながら同期できるように調整する事になります

    10月も、これらに引き続き取り組む形になります

    • 相談させて頂きたい点があって

      • 方向性がまだ揺れているのはそろそろまずい気もするのですが、黙っているよりは良いと思うので悩んでいる点を話します。
    • まず教師との対話について

      • ちょうど稲見先生が最近rtしていた物にもあったのですが、
      • 教師との対話が無くなるデメリットを生徒の対話で補えるかという点を不安に思っています
      • りあるたいむではあるので、教師も対話を見れるように
        • メインの話とずれてしまうのですが、アイデアの一つとして書込みをプロジェクターで投影みたいなのもありかもというのも考えています
    • ニコニコ

      • もともとの方向性から変更して、以前は個人で簡潔するものだったのから、生徒間のコミュニケーションの方に注目して行ったのですが、その結果ただのニコニコのクローンになってしまっているのかもしれない、と不安に思っています
      • 相違点を挙げろと言われればもちろんあって、
        • まず講義に特化しているという点、
        • あと映像上に書き込むということは、特定の位置を指してコメントできる
        • あとは、ニコニコは基本完全に疑似動機ですが、これは同期と疑似同期を行き来するのをを想定しているというのも違い
          • リアルタイムに受けつつ疑似同期みたいな
      • ただ、本質的なところで違いがないのかもしれない?という風に思い始めています
        • このままだとただのニコニコの亜種になってしまわないかという悩み
    • 潜在ユーザーの数について、

      • iPad+Pencilを保有しているユーザーが少ないというのがあって、
        • それは当たり前なのですが、元々は個人の範囲で完結するものだったので、以前は大きな問題はないという状況でした
        • ただユーザー同士の対話がメインとなると、それだと問題がある
      • 使用環境を保ったままコンセプトを広げた結果、こうなってしまった
    • なのでこれらの点について、相談させて頂きたいと思っています #未踏2020