<文献ログ> V-2: A Combat History of the First Ballistic Missile
Author: T. D. Dungan
T. D. Dungan is a leading authority on the V-2 rocket and founding member of the International V-2 Rocket Research Group. He assisted with the restoration of the USAAF Museum’s V-2 and was a contributor to “Nordhausen: V-2 Rocket Factory,” an episode in the History Channel’s “Modern Marvels” series (Google Books)
適当に思ったことを書いてく
Sourceの特徴
- Dornbergerが書いた日記か何かの引用をちょくちょく見る
- Dornbergerの著書だった
- 結構物語調で話が進む場面がある
- ヒトラーとの会議時とか、そんな描写どこで分かったしって感じの
- V2は効果あった派
- https://muse.jhu.edu/article/196440/pdf
- ここにLimitationとかかいてある
- Dornbergerが書いた日記か何かの引用をちょくちょく見る
Chapter 1
- However, skirting the Versailles Treaty was not the primary reason for rocket research, especially later on, after Hitler began violating its terms incessantly.
- VfR不憫すぎる
- 肝心なところで失敗した上に、政府に最終的に潰される
- 優秀な人材だけ回収される
- Peenemundeかっこよ
- だんだん整備されてく感じがかっこいい
- ヒトラーが「ロケットかっけー」ってノリでV2へのリソース投入を選んだイメージを持っていた
- ただ違ったっぽい(少なくとも1940までは)
- むしろあんまり興味なさげ
Chapter 2
- 1941あたりでロンドン攻撃を効率的にしたいなーとなってヒトラーは少し乗り気に? (Todtの妨害を避けて)
- ドイツ語むずい
- 「V1 (Versuchsmuster 1)」=「試作機1号」
- 「V1 (Vergeltungswaffe 1)」= 「報復機1号」
- A4のV(Versuchsmuster)1~V3までは失敗、組織解体寸前のところでV4成功
- 生産フェーズに入るにあたって、Dornbergerはどっから労働力集めるのだろうと思っていた
- そこで出てくるのが捕虜
- だんだん黒くなってきたなー
- SSから捕虜を借りたり
Chapter 3
- やっぱ制空権持ててないと情報筒抜けだなーと思った
- ヒトラーの判断基準がいまいちつかめん、スケールでかいこと大好きマンな印象だったけどそれも違うっぽいし
- 結構英米は全力でロケットを叩きに行ってた感じなんだな
- “unknown threat"への恐怖・戦略の迷い
- ノルマンディ上陸作戦をロケットで潰せたかもというのは思いつかなかった、面白い関連
- Dornberger以下の人員は基本的に"young rocket enthusiast”
- 技術追求大好きだけど、それが本当に軍に役立つかみたいなのは本分ではない感じかな
- Metzが状況を聞いてがっくりするようなフリーダムな環境
Chapter 4
ヒトラーの意図として見えるのは、防空壕好き? - ノルマンディ上陸で、唯一使えるWizernes発射場がそれだったと言う偶然 p105 - ただDornbergerは移動式の方を支持
米英はロケット制作/発射の方を叩くしか方法がない
- フランス沿岸の発射bunkerとか、工場とか、Peenemunder(研究所)とか
内部紛争大変だなーと
- Kammler vs Dornbergerとか
- Dornberger絶望してやめかけてるし
- 国防軍vs武装SS
- Kammler vs Dornbergerとか
Chapter 8
- 一般には無駄だったと言われてるけど、結構戦局に影響与えてたかもよーと言う話
- 実際以前の章でCrossbowとかがフルパワーで取り組まれてたって話あるし
- ヒトラーは「ロンドン爆撃したい」という意図で動いていただけ、戦略とかない
- ベルリン爆撃が強いリベンジへの意思を作った
- ABC兵器を弾頭に積まれてたらヤバかったと言う話
- アイゼンハワーも、数年早く完成してたらヤバかったといってる
- inaccuracyはずっと言われてる、それは確かにそう
- 理由としては、マップがそもそも不正確だったのも言えるかもと
- あと英国諜報機関がドイツ側に情報流れないように頑張ったっていうのも
- 新聞の偽造情報とかを見るしかなかった
- ロケット開発チームがイギリスの情報をあんまり得られなかったのもPDCA回せないので良くなかったと言う
- ただ、inaccuracy != ineffective
- 人命と効果のコスパを考えると、空襲もたいがいだった
- 爆撃場所間違えたりすることも
- そのほかにも、V2のineffectiveに対する反論がいろいろ書いてある、使えそう
- あんまり注目されないけど、衝撃波の効果もすごかったと
- マンパワーとリソース食い過ぎと言われがちだけど、航空機と比べるとそんなことないぞと言う話も
- よく「数年完成が早かったらもっと効果あった」と言われるけど、むしろ時代を先取りしすぎたのが問題だったとも言えると
- 核弾頭とか、誘導システムとかが発達したあとだったらもっと効果あったと
- まあこれはPeenmundeの人たちが天才すぎたのが悪い (?)
- ここらへん、RQと紐付きそう
- イラク戦争でも似たようなことになったけど、制空権持たれてたから同じように作る時点で潰されたと言う話
- やっぱ制空権だな
- 一般には無駄だったと言われてるけど、結構戦局に影響与えてたかもよーと言う話
peoples
- Becker
- Von Brawn learned from him
- In army, ballistic and munitions branch
- Dornberger
- Peenemundeのトップ
- 軍の人
- Von Brauchitsch
- 別の人が更迭されてから陸軍トップ
- Dornbergerを知っていて、親Peenemundeっぽい?
- Fritz Todt
- 古参のナチス
- 1940に軍需大臣に
- 反Peenemunde的、リソースがロケットに流れないように妨害
- ロケットに対しては否定的であったものの、軍需大臣としての成果は大きく残していたっぽい
- というかロケットに金流さなかったのも正解と言えるのかも?
- 政治的な立ち回りは上手くなかった
- Speer
- Todtの後任の軍需大臣
- ロケットのロマンを理解するタイプ(それが良いかは別として)
- Degenkolb
- Speerが連れてきた、効率的な兵器生産のプロみたいな人
- そろそろ開発から生産のフェーズに入るぞーという軍側の意図
- けっこう冷徹みたいなイメージ?
- Dornberger的には、研究開発が軽視されそうで不安でもある感じ?
- Speerが連れてきた、効率的な兵器生産のプロみたいな人
- Becker