情報科学の達人 ワークショップ発表資料
研究計画発表
- 🙋♂️ 青山柊太朗
- 🏫 ぐんま国際アカデミー高等部 11年 (高2)
概要
現在行っている授業用ソフトウェアの開発を継続し、擬似同期的なコミュニケーションについて研究
情報科学の達人の講義で学んだ内容:
- 離散アルゴリズムを活用
目次
- 🛠 開発している物について
- 📊 情報科学の研究との繋がり
🛠 開発している物について
リアルタイム授業受講時にiPadアプリとして使用
- 画面で授業映像を視聴
コンセプト
- 一言で言うと:
「同期的授業の同期性を解消」
- 一言で言うと:
授業の同期性
- 「今の話をもう一度聞きたい」
- 「この動きをスローでみたい」
- 「少し自分で考えるので一時停止したい」
- 「近くの人に質問ができない」
- 「他生徒と議論ができない」
- 「教師/他生徒に質問ができない」
概要
- 教師 ⇄ 生徒
- 生徒 ⇄ 生徒
- の同期性を見直す
- ➡︎ トレードオフの解消
教師 ⇄ 生徒
生徒は、リアルタイム授業映像に対して
- ▶️️ 再生
- ⏸ 停止
- ⏪ 10秒戻し
等の操作を行う
➡︎ 教師-生徒間の対話が一部非同期的に
- 情報を受け取る速度と、理解する速度
- を一致させる
生徒 ⇄ 生徒
- 生徒間の同期は無い
- 生徒間の対話が出来ない場合、同期的授業である意味がない
- ➡︎ 生徒間の対話は一部
擬似同期的に- 時間軸上で先を行く生徒のメッセージを、後の生徒が見る
- 同じ映像を追体験しているので、擬似同期的であると言える
- 対話の媒体: 映像の上の書き込み
- 書き込みが共有される
- 例:
- 授業内容の別の捉え方を書き込む
- 良い暗記方法を思いついたので書き込む
まとめ
- 非同期的に
擬似同期的に
📊 情報科学の研究との繋がり
大人数が参加している場合に全生徒を繋ぐのは情報過多
- どの生徒と擬似同期的に繋がるのかを選別する必要がある
生徒間の擬似同期的繋がり(一方通行)を有向グラフとして捉える
- n人の生徒がいる場合、各生徒につき$2^n$パターン
- 離散アルゴリズムの講座で紹介されていた技術に問題を落とし込み、「最適」な繋がりを選別
「最適」な繋がりとは
- 時間のずれが小さい(調整すれば同期も可能)
- その生徒にとって価値がある情報
- ユーザテストの観察を元に
擬似同期的なコミュニケーション
- 完全に同期的ではないものの、時間の流れによる制約が存在する環境
- 映像等を非同期的に追体験する環境
- しかし、そのような対話の環境で人をマッチングするものは先行研究に見つからなかった
- その点に研究としての新規性がある? #情報科学の達人
- 完全に同期的ではないものの、時間の流れによる制約が存在する環境